生理痛・生理不順の原因

みんなが抱えている生理痛・生理不順の悩みは、友達や家族にも話づらいナイーブな問題です。

さらに初産の高齢化やストレスなどで不妊のリスクも高まっています。

生理痛や生理不順の悩みは人によってそれぞれです。

痛みがほとんどない人もいれば、痛みを強く感じる人もいます。

約8割の女性が何らかの生理痛や生理不順を感じ、生理痛が「かなりひどい」「ひどい」と感じている人は全女性の約3割と言われています。

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人によっては生理痛以外に、頭痛や腰痛、吐き気を伴うといったさまざまな症状を抱えている方もいらっしゃいます。

なぜ?生理痛によりこれほど個人差があるのでしょうか?

生理の仕組み

生理の少し前から子宮内膜の中では「プロスタグランジン」という物質ができます。

これが子宮の収縮を促すことで、剥がれ落ちた子宮内膜を身体の外へ押し出してくれるのですが、子宮の収縮が強くなると生理痛の症状として下腹部が痛くなったり腰が重くなったりします。

生理痛に個人差があるのは、その人自身がもつ「プロスタグランジン」の量の多さと痛みの感じやすさと言われています。つまり、もとの体質の差によって生理痛の反応が変わってきます。

また、ストレスや体調、環境の変化などにも痛みの感じ方に大きく関わってきます。

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若い人ほど生理痛・生理不順がひどいって本当?

生理痛や生理不順が「かなりひどい」「ひどい」の年齢別は25歳未満で43.1% 25歳~30歳では38.2% 30~35歳未満では33.2% 35歳~40歳未満では21.2%というように若い方ほど生理痛に悩まされています。

しかし、これには若い方ならではの理由があります。

まず子宮の発育が未熟な10代などの時期は、子宮の出口が狭いケースが多く、月経血を外に排出する際に痛みが出ると言われています。

さらには若い方の特徴として、生理=恥ずかしいと周りの目を気にしすぎて、痛みを我慢している方も中にはいるのではないでしょうか?

ムリに我慢をし続けていると、身体がより痛みを感じやすくなってしまう傾向があるので早目の適切な対応をすることが重要です。

また、若い時期にハマりがちな「過度のダイエット」にも注意が必要です。

女性ホルモンのバランスが乱れるなどの悪影響があり、生理不順を引き起こす場合があるので、くれぐれもやりすぎは禁物です。

適度なダイエットを心がけましょう!

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生理痛の痛みの中で「心配な痛み」ってどんな時?

今、この痛みが本当に生理からきているものなのか?

何が原因の痛みなのか解らない痛みほど不安なものはありません。

生理日以外にも痛みが続く・我慢できないほどの痛みがある・以前よりも痛みがひどくなっている・・・などの症状がある場合は「子宮筋腫」や「子宮内膜症」などの疑いもあるので早期の婦人科の受診をお勧めします。

若い女性に増えているのが「子宮内膜症」で、10人に1人の割合で発症すると言われています。

これは子宮内膜(赤ちゃんのベッドになる場所)に似た組織が、本来あるべきところ以外の場所で増殖、発育する病気です。

症状としては、強い生理痛・排便痛・性交痛などで、月経血も多くなる傾向があります。

もうひとつの「子宮筋腫」とは、子宮の筋肉組織に発生する良性腫瘍のことで、30代後半から40代に多く見られますが、若い方にも可能性があります。

腫瘍がこぶし大くらいになると生理痛の他、月経血がひどく多くなったり、腰痛・貧血・便秘などの症状が出ます。

ともに不妊症の主な原因のひとつです。

特に最近の若い女性に増えている「子宮内膜症」は、子宮外妊娠や流産につながる危険性もありますので、痛みの傾向によって可能性があると感じたら、まずは専門医に相談してみて下さい。

「婦人科って行きづらい」と抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、検診を受けて結果が解ればそれだけでも安心できます。

早目に受診していれば早期発見早期治療にもつながりますよ。

月経の回数は昔の10倍!?

昔は若い時期にお嫁さんに行き、子供を多数産み育てる女性が多く居ました。

妊娠中・授乳中は排卵しないため子供を産む期間中は月経がありません。

また、現在ほど栄養状態も良くなかったため排卵回数そのものが少なかったこともあり、生涯で経験する月経回数はせいぜい50回程度だったと言われています。

現代は栄養状態が良くなったこともあり、日本女性の平均初潮年齢も12歳と以前と比べて3~4年早まっています。

閉経年齢の平均は51歳なので、その間は約40年間。

その上、出産回数は格段に少なくなっているので、現代女性が経験する月経回数は、生涯に450~500回だと言われています。

つまり単純計算してみても、現代女性は月経回数も生理痛も約10倍悩まされています。

また、現代女性は日々のストレスの増加や日常生活の変化、骨盤の歪みや姿勢の悪さなども生理痛・生理不順の原因となっている可能性があります。

身体が楽になると心も楽になります。

心が楽になると身体はもっと楽になりますヨ!

骨盤体操

 

 

 

 

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