朝 起きる時に腰が痛い!
このような症状でお悩みの方はとても多いです。
本来ならば、疲れを取るための睡眠なのに起きる時に腰が痛くては本末転倒です。
では、なぜ朝 起きる時に腰が痛くなるのでしょうか?
それは
反り腰が原因です!
反り腰とは、言葉の通り腰が反った状態を言います。
人体には24個の背骨がありますが、その背骨は横から見るとS字カーブ状態(生理湾曲)になっています。
この背骨のS字カーブのうち、特に腰椎の前カーブが強くなった状態です。
そして、この反り腰は骨盤の傾きと大きな関係があります。
・骨盤が前方に傾くと前弯が強くなり反り腰
・骨盤が後方に傾くと前弯が弱くなり猫背
また、反り腰は腰だけの問題にとどまらず、骨盤や下肢、上肢など身体全体に悪影響を与えます。
反り腰になりやすい原因
①筋肉バランスの乱れ
反り腰は、基本的に腰の反りを強くする筋肉が過剰に働くことで起こります。
しかし、反対にお腹の筋肉が弱くなることでも起こります。
それは、お腹の筋肉が弱くなってしまった結果、相反的に腰の反りが強くなるからです。
つまり腹部と腰部の筋肉バランスが崩れることにより反り腰になってしまいます。
また、変形性股関節や股関節前面の筋肉が硬くなることでも反り腰になりやすくなります。
②体重の増加
妊娠や急激な体重増加により、お腹が出た体型に変化すると反り腰になりますくなります。
お腹が大きくなると、その分だけ重くなってしまい、立位で身体が前方に傾いてしまいます。
お腹の重みを支えて前方に傾いた姿勢を正すため、腰を反らせた状態になり結果的に反り腰になります。
③ヒールの高い靴の使用
女性は、ヒールの高い靴を履くことで反り腰の原因となります。
ヒールが高い靴は、つま先や足の前方に体重がかかりやすくなります。
つまり、前方に傾いた姿勢を正すために反り腰になりやすくなります。
反り腰が引き起こす症状や問題
①慢性的な腰痛
腰を反らす筋肉が過剰に働いてしまい、腰が硬くなってしまいます。
そこから血流低下が起こり、慢性的な腰痛になります。
特に、仕事などで固定的な姿勢が続くと慢性的な腰痛の原因となります。
②腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、神経の束である脊髄を保護する役目を持つ脊椎に変形が生じ、脊髄を圧迫する疾患です。
発症すると、足のシビレや腰部下肢の痛み、歩くことにより症状が増悪しやすくなります。
そのため、長時間の歩行が困難になります。
つまり、腰椎の前弯が強くなることで脊柱の変形により、脊柱の通り道である脊柱管が狭窄し、脊髄の圧迫につながり様々な症状になります。
③梨状筋症候群
反り腰になり、骨盤が前に傾くとお尻にある梨状筋と呼ばれる筋肉が通常より引き延ばされてしまいます。
この梨状筋の下には有名な坐骨神経があり、引き延ばされた梨状筋によって坐骨神経が圧迫され、お尻や下肢の痛みやシビレの症状が発症します。
反り腰チェック
自分が反り腰の可能性があるか簡単にセルフチェックしてみましょう!
まず、平らな床の上に上向きに寝てみて下さい。
この時の床と腰の隙間を確認します。
床と腰の隙間に手を入れてみて「手の平1枚分の隙間があるかどうか」が反り腰の目安になります。
手の平1枚分より余裕があり隙間が開いているでしたら、反り腰の可能性が高いです。
それに加え、足を伸ばすと腰痛が悪化したり、硬い床に寝ているとお尻の部分が痛くなる方は反り腰の可能性大です。
また、立って確認する場合は、壁に頭・背中・腰をつけて壁と腰の隙間を同様に確認してみて下さい。
反り腰は、マッサージなどで筋肉を緩めると一時的には軽くなりますが、根本的な改善にはなりません。
また、腰部分のみを緩めるのではなく、関連した骨盤の歪みなど各部の調整が必須です。
朝 起きた時の痛み改善ストレッチ
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