脊柱管狭窄症と言われ手術を勧められたKさん(みやこ町)

2年ほど前から腰の痛みと左足の痺れに悩んでいたKさん(みやこ町・会社員)

行橋市の整形外科ではレントゲン検査などの結果「脊柱管狭窄症」と診断されたそうです。

脊柱管とは、背骨・椎間板・関節・黄色靭帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。

年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靭帯が厚くなって神経が通る脊柱管が狭くなって(狭窄)、神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症を発症すると言われています。

椎間板ヘルニアと比べ中高年に発症することが多いようです。また背骨を後ろに反らすと脊柱管が狭くなり、前に曲げると広がるので間歇性跛行が起こります。

間歇性跛行とは一定の距離を歩くと、ふくらはぎなどにうずくような痛みやシビレ、疲労感が合って歩くのが次第に困難になり、しばらく休息すると治まるものの、また歩き続けると再び痛み出すという症状です。

一般的な原因として、神経性と血管性の2種類の疾患が疑われます。

 

脊柱管狭窄症の手術にはいくつかの方法があります。

1つは椎弓の一部と肥厚した黄色靭帯などを切除して脊柱管を広げる方法。

もう一つは、それに加えて上下の骨を融合させる方法です。

たたし、すべり症のように腰椎が前後左右にズレている場合は、固定術が必要になります。

【腰部脊柱管狭窄症の手術方法】

①内視鏡下手術 術式MEL 全身麻酔

②内視鏡下手術 術式FEL(FESS) 全身麻酔

③内視鏡下手術(固定術) 術式ME-PLIF/TLIF 全身麻酔

④内視鏡下手術(固定術) 術式XLIF 全身麻酔

⑤切開手術 従来法 全身麻酔

このような手術法がありますが、いずれも全身麻酔で4日~3週間程度の入院が必要です。

 

当院の考えでは、手術は必要な場合は受ける必要がありますが、手術は最終手段だと考えています。

それは手術を受ければ必ず治るという保証がないからです。

実際に手術を受けても、症状が改善されずに症状に苦しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。

しかし、後悔しても一度切ったものは元に戻らないからです。

また、身体を自然な状態から変えていますので、受けた直後はよくても、数年後にどのような影響がでるのか解りません。

なので手術は最終手段と考えています。

 

施術前の動作検査

前屈動作や側屈動作、回転動作では痛みやシビレもありませんが、40度程度の後屈動作で左足と腰部、臀部に痛みとシビレがあります。

施術後の後屈動作検査

40度程度の後屈動作が随分と楽にできるようになりました。

左足や臀部、腰部の痛みやシビレもありません。

受診前は20分程度の歩行でつらかった腰の痛みなどもなくなり、現在はお仕事に頑張っているそうです^^

Kさん おめでとうございます^^

 

 

 

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