テニス肘(外側上顆炎)とは、ものを掴んで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。
多くの場合、安静時に痛みはありません。
名前の由来は、中年以降のテニス愛好家に生じやすいので「テニス肘」と呼ばれています。
整形外科的には、年齢とともに肘の腱が痛んで起こると言われていますが、病態や原因については充分に解っていません。
病院での治療法は「保存療法」「手術療法」が多いようです。
「保存療法」は、手首や指のストレッチ、湿布や外用薬、局所麻酔やステロイド注射、テニス肘用バンドの装着があります。
「手術療法」は、筋膜切開術、切除術、前進術、肘関節鏡視下手術があります。
【整形外科テスト】
Thomasテスト、Chairテスト、中指伸展テストなどで診断を行います。
Thomasテストのやり方:検者は手首(手関節)を曲げるようにして、非検者には肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首(手関節)を伸ばしてもらう。
Chairテストのやり方:非検者に肘を伸ばしたまま手で椅子を持ち上げてもらう。
中指伸展テストのやり方:検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、非検者に肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。
【操作方法】
①上腕骨外側上顆からの伸筋群が伸びきっているため、伸びきった筋肉を元に戻す。まずは上腕(肘より肩側)を腕の軸をずらさないように内側に捻じり固定する。続いて前腕(肘より指側)を外側に捻じり伸びきった筋肉・靭帯を元に戻す。
②肘に近い尺骨を痛みがある橈骨側に持ち上げる。肘の圧痛に変化がない場合は持ち上げる場所や角度を微調整し、圧痛が軽減する場所を探す。
③上腕二頭筋を肩側から肘側へ押圧しながら、非検者に手首を屈曲(上に上げる)伸展(下に伸ばす)を数回繰り返させる。上腕二頭筋で変化がない場合は上腕橈骨筋を押圧し手首の伸展屈曲を繰り返す。
いかがですか?
上記のいずれかの方法で痛みは軽減したでしょうか?
実際の操作方法はあまり難しくありませんが、操作方法を文字で表すのは困難なため解り難いと思いますが、ぜひ試してみて下さい。
痛みは、いきなり10→0にはなりませんから、変化が重要です。
繰り返すことにより10→8→6→4・・・と軽減すれば、いずれ0になります。
ただし、これらはあくまで対処法ですから、痛みがなくなってもフォームの改造や身体の捻じれの解消をキチンと行ってくださいね!
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