坐骨神経痛と言われた足の痺れ

行橋市にお住いのKさん(60歳代・事務員)は、2年ほど前から左足外側面に強い痛みとシビレが出だしたそうです。

行橋市内の整形外科を受診してみたところ、レントゲン検査の結果は「坐骨神経痛」

 

以降は整形外科で、電気治療やリハビリ、痛み止め薬、シップ薬を繰り返してきたそうです。

 

ここで、皆さんに知って頂きたいことは

「坐骨神経痛」とは、症状名であって病名ではないということです。

例えば、新型コロナウィルスで言うと「新型コロナウィルス」は病名です。

では、症状名とは何なのかというと、発熱・悪寒・倦怠感・咳などに当たります。

 

例えば、坐骨神経痛を発症する病名は、腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・梨状筋症候群・腰痛などがあります。

 

どれも足の痺れ(坐骨神経痛)を発症しますが、それぞれの原因は異なります。

簡単に説明すると、腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎と腰椎の間にある椎間板という物質が何らかの原因で突出し、神経を圧迫した状態です。

脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が、骨や靭帯の肥厚、椎間板などによって圧迫を受け狭くなり神経を圧迫している状態です。

梨状筋症候群とは、坐骨神経が骨盤出口部で何らかの原因によって緊張し、梨状筋の下部にある神経を圧迫し足にシビレが出ている状態です。

 

さらに腰痛は、様々な原因があり骨盤の歪みからくるものや筋肉のアンバランス、内臓からくるものなど様々な原因があります。

 

ここで少し立ち戻ってほしいのは、Kさんは症状名を告げられたのみで、病名や症状の原因などは一切知らされていないということです。

 

例えば、アナタが咳が出ているから病院を受診したとします。

もしかすると風邪かもしれませんし、インフルエンザかもしれません。

または新型コロナウィルスかもしれません。

当然のことですが、風邪と新型コロナウィルスの治療法は異なります。

もしかすると、新型コロナウィルスや他の病気かもしれないのに、詳しい検査もなく病名の説明もなく、咳止め薬のみを処方されたのがKさんです。

 

当院では、正確な身体の状態を知るために整形外科テストのSLRテストやFNSテスト、筋力テスト、動作検査などを行いました。

それらの整形外科テストでは、異常は見られず、身体の歪みや筋肉のバランス状態を調べると、Kさんの身体の状態は、身体の歪みからくる臀部、大腿部の異常緊張が主な原因と判明しました。

長年のムリのためか身体全体の歪みが強くあります。

立位の姿勢 背中が大きく曲がり顔が前に出ています

施術前の動作検査 後屈をすると大腿部に強い痛みがあります。

施術後の後屈検査 

長年の強い歪みのため角度は若干ですが深くなりました。

大腿の強い痛みは10→6程度まで軽減しました。

 

Kさんは、身体の歪みが強く、筋肉のアンバランスも強いため簡単にはいきませんが、数回の施術での改善が見込まれます。

 

Kさん よかったですね!一緒に楽になっていきましょうね!!

 

 

 

 

 

 

 

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