2016年2月10日(火)のNHK放送「クローズアップ現代」で衝撃的な放送がありました。
「肩こり解消で思わぬ被害!?癒しブームの陰でなにが~」という回です。
それは肩こりに悩まされる50代の女性が、肩のこりをほぐす施術を受けたところ、反対に全治1ケ月の重症に見舞われたというニュースです。
番組によると、近所に新しくできた治療院を訪れ肩こりを訴えると、男性スタッフが2人がかりで施術を行ったそうです。
一人の男性スタッフが身体を押さえつけ、もう一人の男性スタッフは女性の肩から腕にかけ全身の体重をのせ強く押し続けたそうです。
すると女性の身体に激痛が走り、右腕は内出血を起こし変色していったそうです。
強く押さえつけたせいで、毛細血管が破裂したそうです。
他にも関西在住の60代の男性は、脊髄を損傷する大怪我で仕事を止めざるをえなくなったそうです。
部品工場で立ち仕事をしていた男性は長年の腰痛に悩まされ続けたそうです。
3年前に近くの整骨院に通い始めたところ、ある日腰痛に加え右腕にシビレを感じだしたそうです。
その旨をスタッフに伝えると「首を治せば楽になる」と言われ首を左右に急回転させられたそうです。
しかし、帰宅後 全身の激しい痛みに襲われ整形外科を受診すると「脊髄損傷」と診断され、手術後も回復は困難と言われているそうです。
頸椎(首の骨)を急激に回転させボキボキさせる施術法(ロールアジャスト)は、危険な技として以前より厚生労働省より禁止されています。
このような施術による危害の相談が、この5年間で国民相談センターに1,000件以上寄せられているそうです。
特に女性の場合は骨密度は20代をピークに次第に衰え、骨粗鬆症のリスクが高まってきます。
このような状態でボキボキしたりバキバキしたりという施術は危険な行為です。
私も施術を始めた当初はカイロプラクティックを勉強し、技術指導も行っていました。
この首を急激に回転させるロールアジャストも得意な方ですが、実際の現場では使用したことはありません。
それは危険な行為でありリスクが高いからです。
このロールアジャスト法は約100年前の技術で、現代はもっと安全で効果的な技術がたくさんあります。
知人の院では骨折者が出たという話はよく聞いていました。
脊髄損傷や骨折、内出血をしてからでは遅いので、施術を受ける前は良く吟味して受けて下さいね!
お電話ありがとうございます、
良くなる整体からだ快福整体行橋:でございます。