皆さんは「ストレートネック」という言葉を聞いたことがありますか?
最近はメディアで取り上げられることも多くなり、聞いたことがある方も多いと思います。
あまり聞きなれない言葉ですが、現代社会に生きる私達とはとても密接な関係にあります。
実はこのストレートネックとは、首にかかる負担によって起きる症状です。
年々、増加傾向にあり症状に悩まれている方も多くいらっしゃいます。
一見、大したことがないと思われがちですが、実は見逃すことができない深刻な症状なんです。
首は頭を支える働きの他に、身体と脳の神経を繋ぐ役割を持っており、とても重要な器官です。
普段はあまり意識しない首ですが、私たちが生きていくうえでとても重要な器官なので、この際に見直してみるのも良いかもしれませんね。
20代~30代女性に増加傾向にあるストレートネック
ストレートネックとは、首の頸椎前弯角度が30度以下の、まっすぐな状態のことを指します。
正常な首は頸椎前弯角度が30~40度となって、前カーブを描いているのが特徴で頭をバランスよく支えています。
成人の頭の重さは約5Kgですが、ストレートネックになると6倍の約30Kgの負担が首や肩周辺にかかると言われています。
首のカーブ(生理湾曲)は、衝撃から頭を守る役割もあり、正常なカーブになっていることがとても重要です。
このストレートネックの状態が長く続くと、身体のアチコチに支障をきたします。
昔はストレートネックと言えば老化が原因と言われていましたが、近年では女性、主に20~30代に増加傾向が見られます。
その理由としては、首はほとんど筋肉で構成されていますが、男性に比べて女性の方が筋肉が少ないため発症しやすいと言われています。
現代の生活習慣が招いているストレートネックの主な原因
ストレートネックになる原因は主に3つあると言われています。
①現代の生活の上で欠かすことが出来ないPCを使ったデスクワーク
②近年のスマートフォンの普及によるスマートフォンの使用
これらから解るように下を向いて作業をすることが増えたことによる原因が挙げられます。
③悪い姿勢のまま長時間過ごすこと
これらの3つの原因に共通していることは、いずれもネコ背になって背中が丸くなっているということです。
その他にバレエやダンスなどのスポーツや事故などが原因でストレートネックになる場合もあります。
ストレートネックがもたらす身体症状
ストレートネックになってしまうと様々な症状を引き起こしますが、主に下記の症状がでてきます。
〇首の痛み 〇肩こり 〇頭痛 〇頭重感 〇上が向きにくい 〇腰痛 〇手のシビレ 〇めまい 〇吐き気 〇耳鳴り 〇胸やけ
また、症状が酷くなるとストレートネックの影響で血流が悪くなり
〇脳梗塞 〇脳出血 〇脳血栓 〇クモ膜下出血
などの重篤な問題になる可能性もあります。
一見、ストレートネックと腰痛は無関係のように思えますが、ストレートネックになってしまうと上半身の歪みも引き起こし、その歪みは次々と連鎖し、骨盤や腰椎の歪みも引き起こし腰痛の原因となります。
また、近年ではストレートネックと自律神経失調症やうつ病などとの関連も指摘されています。
ストレートネックやネコ背は、だらしない印象を他人に与えてしまいます。
そういった意味からも、ぜひ改善したいですね。
セルフチェックをしてみましょう!
ストレートネックになっていないか?簡単にセルフチェックの仕方をご紹介します。
まず、壁を背にして直立します。その後
〇かかと
〇仙骨(お尻)
〇肩甲骨(背中)
〇後頭骨(頭)
がそれぞれ壁に着くかを見ます。
正常な首の場合は、かかと・仙骨・肩甲骨・後頭骨が壁にぴったりとくっつきますが、後頭骨が壁に着かない場合はストレートネックになっている可能性大です。
また、後頭骨を壁に着けるのが苦しい場合はストレートネック予備軍です。
その他のチェックポイントとしては
〇長時間のデスクワークが多い
〇スマートフォンを長時間使用している
〇首を後ろ側に反らしたとき(上を向いた時)に痛みを感じる
〇ネコ背になっている
〇肩がこりやすい
〇頭が重い感じがする
〇偏頭痛になりやすい
すこしでも当てはまるものがあれば、ストレートネックの可能性大です。
病院ではストレッチやマッサージ、薬、湿布を使った治療法もありますが、あまり効果が期待できないのが現状です。
きちんと身体の歪みを整える専門家に相談することをお勧めします。
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