パニック障害と診断されたKさん(築上町)

パニック発作は場所や状況にかかわらず、突然起こるのが特徴です。リラックスしているときや睡眠中でも起こります。こうした突然の発作を何度も経験するうちに、発作の起こった場所や状況に身をおくと、緊張が高まり、自ら発作が起こりやすい状況を作ってしまい、また発作を引き起こしてしまうといった繰り返しになります。

最近は、少しあわてた場合にも、「パニクる」などという言葉が使われますが、パニック発作のパニックは、そんな生やさしいものではありません。当人は激しい不安と恐怖で、生命の危機さえ感じます。

 

パニック障害の定義

以下の症状のうち4つ以上が同時に起こり、急激に高まり、急速におさまっていくものを言います。あまりに激しい症状のため、「死んでしまうのではないか」などの恐怖感も伴います。

  1. 動悸・心拍数の増加
  2. 発汗
  3. からだの震え
  4. 息切れ感または息苦しさ
  5. 窒息しそうな感覚
  6. 胸痛または胸部不快感
  7. 吐き気または腹部の不快感
  8. めまい、ふらつく感じ、気が遠くなる感じ
  9. 現実感がない、離人症状(自分が自分でない感じ)
  10. 気が変になるのではないかと感じる
  11. 死ぬことに対する恐怖
  12. 皮膚感覚のマヒ、うずく感じ
  13. 皮膚が冷たい、または熱いという感じ

[注意] パニック発作と定義するのは、検査でからだに異常がないと確認されたうえでのことです。

動悸などを引き起こす他の病気

激しい動悸や息切れ、めまいといった症状は、心臓の病気や甲状腺の病気などでも起こります。

低血糖、更年期障害、狭心症、甲状腺機能亢進症、不整脈、メニエール病など

上記の病気の多くは、血液検査や心電図検査など基本的な検査で診断できます。

こんな場所で、こんな時に

激しい動悸や息切れ、めまいといった症状は、心臓の病気や甲状腺の病気などでも起こります。

低血糖、更年期障害、狭心症、甲状腺機能亢進症、不整脈、メニエール病など

上記の病気の多くは、血液検査や心電図検査など基本的な検査で診断できます。

一般的なパニック障害の治療

通常は専門と言われる精神科または心療内科を受診し、薬の治療が中心になります。

役割が異なる次の2種類の薬を主に服用します

●抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)
パニック障害になると、何も危険な状態がないにもかかわらず、脳が誤作動を起こして、呼吸困難やめまい、動悸などの強いパニック発作が生じます。抗不安薬の主な作用は、脳の誤作動を改善して発作を抑えることです。

主な副作用として眠気、ふらつき、喘鳴、興奮、眩暈、運動失調、神経過敏、不機嫌、無気力、情動不安定、筋緊張低下があります。

●抗うつ薬(SSRI)
パニック発作が起きなくなっても、発作に対する不安が残り、電車に乗れない、人ごみの中に行けない、などの生活への支障が続くことがよくあります。抗うつ薬は、気分や不安・あせり・イライラなどの調整を行う脳内神経伝達物質のセロトニンの作用を高める働きがあり、徐々にパニック発作に対する不安や心配、こだわりが薄れていきます。

主な副作用としては、吐き気・食欲不振・下痢、SNRIでは吐き気・尿が出にくい・頭痛、NaSSAでは眠気・体重増加などがあります。 三環系では、口が渇く・便秘・立ちくらみ、四環系では眠気・ふらつきなどが考えられます。

 

築上町のKさんは2年前から動悸や発汗、不安感などを感じだし、行橋市内の心療内科を受診し「パニック障害」と診断され、薬を服用されていたそうですが、あまり症状の改善が見られなかったため、北九州市の心療内科を再受診し、やはり同様の診断をされたそうです。

北九州市の心療内科では異なる薬の服用を続けると若干の改善が見られたそうですが、根本的には改善せず、不安感などと戦ってきたそうです。

心配された御家族の知り合いに当院の話を聞き、付き添われて来院されました。

 

Kさんの身体の歪みを検査すると背骨や骨盤、首などに大きな歪みが見られます。

まずは基本となる身体全体の歪みを整えたのちに、頸椎や頭蓋骨、内臓の歪み矯正を行いました。

自律神経の乱れ調整には、背骨や頭蓋骨、内臓の調整が欠かせません。

 

3回目までは集中的な施術を行うと来院時の表情も、随分と明るさを取り戻し、落ち着きが見られ改善の兆候が見られてきました。

Kさん 良かったですね。もう一息ですね^^

 

 

 

 

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