2024年4月11日に元大相撲第64代横綱の曙太郎さんが死去しました。
死因は心不全だそうで享年54歳だそうです。
あまりにも早すぎる死です。
当院に来られる方にも「いつまでも健康でいるためにスポーツをしている」という方がいらっしゃいますが、激しいスポーツをすればするほど寿命は短くなります。
それは心臓生涯拍動数は決まっているからです。
人は誰しも長生きしたいと思います。
不老不死は、秦の始皇帝にかぎらず、はるかな昔に人が死を意識したときからの永遠の願いでしょう。
長寿の確実な記録としては、フランス人のジャンヌ・カルマン氏(女性、1997年没)が122歳まで生きたのが最高とされています。
不確実な記録も入れれば、最高齢は170歳以上に跳ね上がるし、伝説も入れれば200歳以上になるけれど、いくらなんでもそれはないでしょうね(笑)
目を転じて動物界を見渡せば、100歳以上まで生きるものとして、クジラがいます。
最高齢としては、ナガスクジラの116歳という記録があります。
ちなみに、最大種であるシロナガスクジラの記録は110歳です
クジラはこのように長生きですが、カバやサイは約50年、ウマは約30年、イヌは約20年生きることが知られています。
マウスは短命で、3年ほどしか生きません。
もちろん同じ種でも、個体によって寿命はずいぶん違いますが、それでも大雑把にいえば、体の大きい種のほうが、寿命が長い傾向はあるそうです。
身体が大きな動物ほど沢山食べなければなりません。
その理由の1つに生きていくために多くのエネルギーを使うからです。
この生きていくためのエネルギー量を「代謝量」といいます。
体の大きい動物ほど代謝量は大きいのですが、たとえば体重が10倍重いからといって、代謝量も10倍になるわけではありません。
体の大きい動物ほど代謝量は大きいのですが、たとえば体重が10倍重いからといって、代謝量も10倍になるわけではありません。
だいたい5〜6倍にしかなりません。
代謝量は、体重ほどは増えないのです(逆にいえば、体重当たりの代謝量は、体の小さい動物のほうが大きくなります)。
実は、この現象は、100年以上前の19世紀から知られていました。
そして、さまざまな哺乳類について代謝量が調べられ、ほぼ体重の3/4乗に比例すると結論されています。
その後、心拍時間(心臓が打つ間隔)や寿命も、体重に対して同じように変化すると言われるようになりました。
つまり、どの哺乳類でも、寿命を心拍時間で割れば、同じ値になるということです。
日本心臓財団によると人間が生涯に打つ心拍数はほぼ決まっているそうです。
その数は「約30億回」です。
一生の総心拍数が一定という法則は、人間に限らず、哺乳類全般に当てはまります。
小さな動物の心拍数は多く、ハツカネズミは1分間に600~700回も脈を打ちます。
逆に大きい動物だと心拍数は少なく、ゾウは約20回です。
ハツカネズミは2~3年と寿命が短く、ゾウは50~70年と長寿です。
人間にも当てはまると仮定すると、脈が速い人は寿命が短く、脈の遅い人は長寿ということが予想されます。
実際に多くの調査でも脈の多い人ほど脳卒中や心臓病の発生率や死亡率が高いことがわかっています。
高血圧や心臓病の人でも、心拍数が多いほど死に至る危険性が高まることがわかっています。
なぜなら心臓は心筋という筋肉でできているからです。
筋肉ですから激しく動かすと当然疲労します。
アメリカのジム・フィックス氏は暴飲暴食やタバコなどがたたって30代には体重が100Kg近くになりました。
肥満症が問題視されていた時代もあり、一念発起し禁煙、摂食、トレーニングとして毎日15Kmを走るようになりました。
その甲斐があって30kgのダイエットに成功しました。
1977年には「奇跡のランニング」という本を出版し、アメリカで大ベストセラーとなり色んなTVなどにも出演し、走ることがダイエットになるという効能を説き「ジョギング」ブームの火付け役となります。
ダイエットが成功してからもジムは毎日走り続けます。
しかし、52歳の時にジョギング中に倒れ、突然死をしました。
死因は心臓に負担をかけすぎた心筋梗塞だそうです。
ジョギングブームの火付け役のジムがジョギング中に亡くなったというニュースはアメリカ中で報じられ、ジョギングブームは下火になり、代わりに心臓に負担が少ない「ウォーキング」が人気となりました。
もちろん身体を適度に動かすことにより、血流が良くなったりストレス解消などにも繋がるというデータもありジョギングの全てを否定するわけではありませんが、何事もほどほどに!が重要です。
死んだり怪我をしてしまっては元も子もありませんネ!
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良くなる整体からだ快福整体行橋:でございます。